2008年10月14日火曜日

パリ4 建築十人十色

パリその4 建築十人十色

僕の今の所属は建築の学校ですので、建築にも興味を持とうと思い・・・折角なので、駆け足で、色々見ました。
詳しい人の解説を求めます。

♪ アメリカンセンター Frank Owen Gehry (現シネマテーク・フランセーズ)
名前が変わっててびっくりしましたが、外観が疑いようもなかったのですぐ見つかりました。
巨匠スケッチから、建築に至るまでの過程が気になる。










お金がなかったのと、時間が遅かったので、映画館内部には入れず。
写真は、フォアイエの天窓です。ゲーリーの造形がいい具合にはみ出して来ています。
個人的には、DVDを大量に陳列した売店に関心が集まりました。







♪ アラブ世界研究所 Jean Nouvel
こちらも、無料のところのみ入りました。
建物はコの地型の配置、屋上が展望台として解放されていて、カフェもあります。セーヌ川やらモンマルトルやらノートルダムやら、パリの北西を一望できます。







エントランスが、妙に狭いです。建物の北側は広場になっていて、そこから入ります。なぜ入り口を狭く絞ったのか。












件の、面構え。日射の量に応じて開閉する機会がずらっと並んでいますが、写真で分かるように、ちゃんと動いているのは3分の1くらい。メンテナンスが大変なんでしょうね。








接写。かっこいい。ただただ、かっこいい。
ただ壊れやすい。









エレベーターのシャフトを挟んで見た階段室。こちらも、ハイカラ。パリの建築は足場を外さないのが好みなのか。こちらもまるで工事中、そそられませんか。
上の写真の、遮光マシーンから漏れ出た光が、美しい。







♪ エヴリー教会 Mario Botta
小田さんのうちにあった写真集を思い出して、行ってきました。










絵葉書の構図を真似て撮りましたが、いまいちぱりっとしません。
どの角度から撮るのがいいのか。

写真をもとに、面白さを想像してください。






椅子。










建物の切れ目。これが内部空間とどうつながっているかは、確認できずじまい。

この聖堂のおすすめは、併設された美術館です。
聖杯などの古典的な道具からエキゾチックな現代美術まで楽しめます。
現代美術の方もテーマはキリスト教だと思うのですが、作品の質はかなりいいと思う。
いいかどうか分からんが少なくとも僕は好きです。
展示室は気の利いた音楽が流れていて、人も少ないので優雅です。

♪ 国立図書館(新旧) 新:Dominique Perrault
パリのフランス国立図書館。高層ビルが長方形の中庭を囲んで四つ建っています。
夕日に映えると近未来的光景。手前の橋も、面白い動線になっています。

大番狂わせなコンペがあったことで有名なんだそうです。
入れるところまで入って、書庫の様子も少し覗けました。垂涎の研究空間。




中庭。
室内から見るといいです。









京都駅の大階段と同じくらい気に入った都市空間。
中庭を数段の段差が囲んでいて、その外側が木製デッキの広場。段差に座る人大勢。四本のビルのスケールの大きさにも関わらず、圧迫感がない。







旧国立図書館
上の図書館に移転したためか、改装中。ここで研究に打ち込んでいた学生や学者の姿を思い描きつつ、パリの文化の底の深さを実感。








手すりや扉の造形と影が美しい。









――その他の記事――
□パリ旅行
□パリその1 ダニ・カラヴァン
□パリその2 ラ・ヴィレット公園
□パリその3 シトロエン公園
□パリその4 建築たち十人十色
□パリその5 パリの街のあれこれ

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