2010年1月12日火曜日

群馬のバス事情

かつて、「住みよい街づくり」を目指した身としては、公共交通機関に特別の思い入れがある。
そうでなくても、働く自動車と鉄道は無条件にかっこいい。
それに、自家用車=負債だと友人が言ったのは真実だと思う。
正月早々、スタッドレスをパンクさせてしまい、二万円近い出費を余儀なくされた。
公共交通なら、事故の場合でも不満を言うだけで済むのがありがたい。


さて群馬県の実家あたりは、車がなければ何も出来ない。
貧乏学生の頼みの綱は、バスである。

しかし、
1、無闇に駅前を走っているが何処を通るやら分からぬ「ぐるりん」
2、放置されて錆び付いたレトロなバス停
3、乗客の居ないまま通りゆく大型車両

という状況をみるに、大方、たぬきときつねが主な顧客だろうと思っていた。
そう考えると、「ぐるりん」の市内循環が人口密集地ではなく山間地域に向かうのは納得がいく。


群馬県バス協会「バスねっとGUNMA」

これすごいです。
なんと、各社の時刻表が一覧できる。
NAVITIMEもびっくり。


これによると僕の実家へのアクセスは、
群馬バス「安中市役所行き」、「権田行き」、ぐるりん「少林山線」の三路線あり、
20分から30分に一本くらいは走っており、
始発が上下とも7時台、終バスは上り19時台、下り21時台だということが分かった。
所要時間20分で200円。
タクシーなら15分だが1300円だし、40分かけて歩いていたことを思えば、悪くない利便性である。

ちなみに、共通バスカード「ぐんネット」も存在する。
上信電鉄、群馬中央バス
関越交通、日本中央バス
群馬バス、永井運輸
で使えるらしい。
プリペイド式で価格によって1割強の割引サービス。
県内の独自規格らしい。


寒空に、来るか分からないバスを待っていると、旅情が漂ってきます。
駆け足でバス停に向かって、時刻表と時計を確認する。
時刻が信用ならないことを思い出す。
バスが来たときの安心と、運転手が悪人の場合を想定した場合のこのまま山に捨てられるんじゃないかという不安。
なんとなく、イタリアのルーズな交通機関を思い浮かべて、和む。

乗ってみませんか。

0 件のコメント: