2008年11月3日月曜日

小演奏会 王立モネ劇場











昼間にやっているミニコンサートを聞きに、ブリュッセルの中心部にある、王立モネ劇場に行ってきました。
会場は、モネ劇場の小さな一室。王立だけあって、豪華絢爛な装飾です。
裏腹にお客さんも演奏者も、ラフな感じでした。こういう小さな演奏会が日々安く楽しめるのが嬉しい。
演奏中にしゃべるのだけは何とかならんか。

室内楽ですが、編成が面白い。
1曲目が、クラリネットとフルート。
2曲目が、フルートとハープ。
3曲目が、フルートとヴィオラとチェロ。
最後の曲が、フルート四重奏とハープ。

出だしの二重奏が固かったので、期待はずれかと思いました。
なかなかどうして、呼吸の合わせ方がうまいです。
おそらくは気楽に演奏しているんでしょうが、落としどころを外さないところが、ぐっときます。

ハープがとてもうまい。今回の演奏会の一押しでした。
もともと派手な楽器ですが、きびきびと動く手に見入りました。手と、楽器と、腕と、表情の間にできる濃厚な空間がたまりません。
間違った弦をはじいたりしないのだろうか、とはらはらするのは素人の杞憂だと思われるが、花火師のような稼業だとも思う。

どの曲も初めて聴きましたが、全体的に華やかな曲が多くて、楽しめました。会場も盛況。
シューマンをフランス音楽にしたらこんな感じかもしれない、という印象。

♪演目

André Jolivet : Sonatine (1961)
Jean Françaix : Cinque piccoli duetti (1975)
Albert Roussel : Trio, op.40 (1929) & Sérénade, op.30 (1925)

♪演奏家
Els Van Zundert (fl), Zygmunt Kowalski (vl), Justus Grimm (vc), Letizia Belmondo (hp), e.a.

http://www.demunt.be/demunt-1.0/programma/productie.jsp?id=1476

3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ジャン・フランセ、結構好きです。

toyobe1984 さんのコメント...

>takashi
僕、柔らかそうな音楽ってつかみ所がなくて苦手だったのだけど、流石に奥が深いのね。

蘊蓄を、少し拝聴したいです。

Unknown さんのコメント...

いやいや、とりたてて語るほどのものでも。。。
詳しいことは師匠のホームページに。
http://home.arcor.de/ichironoda/index.html/JeanFrancaixIndex.html