2008年9月29日月曜日

カーフリーデー当日の様子


♪ カーフリーデー当日

カーフリーデー、見てきました。
思った以上に人出が多くて、驚きました。
イベントもたくさんなされたようです。
手に入れたイベント一覧がフランス語でほとんど分かりませんでしたが、足で稼げるだけ歩いてきました。

王様の仕事場のある建物と、ブリュッセルの中心部の公園の間にある、大通り。
全長が数百メートルで普段から交通量が少ないので、前日には既にイベント会場が設置されていました。
仮設の芝生まで設置されて、トドの集まる海岸のようです。
人工芝ではなく、本物。
なぜヨーロッパの人間はここまで芝生で寝たがるのだろう。
でも、青空を見ながら寝るのは本当に気持ちいいです。


一夜にして遊園地が登場。
親子で連れ立って来ている人が多い。
その他、ポニーに乗れたり、射的が出来たり、いろいろ。






同じイベント会場内。
とても旨そう。行列ができていました。
ホットドック屋さんです。
ビールと一緒にいただきました。
フランス語でもビールはビールというのだ、という特に面白くもない事を考えながら。





カーフリーデーのインフォ・センター。
ブリュッセル市内の歩行者マップやらサイクルマップやらがタダでもらえます。
ただし、ここも会話はフランス語かオランダ語のみ。
言葉の壁は厚い。
英語は決してグローバルではないと実感。




グランプラス近く。市内の様子。
いつにもまして、すごい人だかりです。
毎年、ブリュッセルのカーフリーデーは日曜日です。
平日の仕事に支障をきたさないためかと思っていましたが、単に彼らは休日のこのお祭り騒ぎを楽しんでいるようです。





♪ ブリュッセルの普段の様子。
ブリュッセルは車社会です。
中心部でも車に乗ります。
路上には駐車帯が必ずあって、常に満車状態。
車を止めるのに数十分かかるのもまれではないとの事。
効率の悪いことに。





基本的に市内の道は狭い。
特に城壁内は、駐車帯と片側1車線しかなくて、車と自転車とトラムが場所を取り合っているところが多い。
年中、渋滞しています。






♪ 翌日のイベント会場の様子。
跡形もなく片付いていました。
もともと王の威厳のための幅員だと思います。
やたら広い。
日頃からあまり通過交通はないのですが、やはり車が石畳を走ると騒音がやかましい。





♪ おまけ
ーフリーサンデーに乗っかったアート作品もありました。
これは、ミニカーを金槌で破壊しようという展示。
Smash a Miniと書いてあります。











破壊されたミニカー。
ハンマーで誰でも自由に壊す事が出来ます。
個人的には一つくすねて行きたかったのですが、断念。






カーフリーデーについては、こちらもご覧下さい。
http://www.atelierudi.com/

今週から授業が始まって、ばたばたしています。

2008年9月23日火曜日

Pecha-kuchaと夜景 

ペチャクチャナイトというイベントを土曜日に見学して来ました。
上のリンクはオランダ語なので読めません。
英語はこちら

イベントのタイトルは、日本語でいう、あの「ぺちゃくちゃ」です。
日本発祥のイベントなんだそうです。
日本語の、ひとくち解説はこちら

会場は、recycleとartで、Recyclartという場所。
おそらく、かつての鉄道駅構内です。



20枚のスライド写真を20秒ごとに映します。
話者は、そのスライドを見ながら、解説したり、自分の仕事の紹介をします。
今回は、インテリアデザイナー、フォント制作者、建築家あたりが多かったようです。
我らがセントルーカス教授ブルーノ先生も話していました。




会場の様子。
かなりの盛況です。
小さい子どもを連れた親子もいました。
入り口にバーがあって、ビール片手に聞く事が出来ます。
節約のため、涙をのんで我慢。





トイレ。









日本の事を話しているデザイナーの方もいました。
日本で事務所を構えているのだったか。
どういう内容か忘れましたが、日本にたくさんデザイナーを招きたいみたいな事を言っていました。






♪夜の散歩の写真を何枚か










♪ロジェ駅近く。




















♪ブリュッセルの城壁跡だと思う。
洒落た演出。













♪例の、グランプラスの夜景

2008年9月20日土曜日

カーフリーデー近づく

カーフリーデー

というのがあります。

毎年、世界中のいくつかの都市で行なわれているらしいです。
ブリュッセルは今週の日曜日がその日。



要するに、一度、街から自家用車を全て取っ払ってしまって、違う交通機関を試してみようというイベントだと思います。

写真に写っているのが、その、予告用のポスターです。
「ちがう交通手段を味わえ」みたいなことが、フランス語とオランダ語で書いてあります。
日曜日とはいえ、ブリュッセル市内は中心部でも車社会なので、生活に受ける影響はけっこう大きいものだと思う。
週末は要観察です。

ちなみに、カーフリーデー、日本でもやってます。
日本での情報はこちらだそうです。



学校は来週がスタートなので、今は比較的自由に市内を歩き回っています。
今月は市内の定期も買ったので貧乏根性も働いてます。

♪ オルタ邸 MUSÉE HORTA
ヴィクトール・オルタの自邸。
これぞ、アールヌーヴォー、だそうです。
受付のお兄さんに「二階です」と日本語で案内されたのに面食らいました。

室内は撮影禁止です。残念。
扉の取っ手やら手すりやらの曲線が、艶かしいです。
ランプシェードも、乳白色が色っぽい。



オルタ邸周辺には、アールヌーヴォー建築が集まっているんだそうです。
入場券代わりにもらった地図が、小さくて可愛らしい。
色使いも洒落ています。





←建物の足元にある、この穴、なんですか?
どこの家の玄関でも見かける窪み。








そういえば、こちらの都心部では、住宅は半地下に居室があるのが普通のようです。
玄関の扉も大きいので、自分が小さくなったように感じます。
ガリバー気分。
ガリバーは実は自分より体の大きい巨人の国も旅するんです。

♪ 楽器博物館 MUSÉE DES INSTRUMENTS DE MUSIQUE
古今東西の楽器が収まっています。



中心市街地を一望できるレストランが人気なんだとか。僕は何も食べませんでしたが見晴らしは良いです。

入り口でヘッドホンを借りて、楽器を見ながら音色を楽しむ事が出来ます。
爽快な事に、ヘッドホンは無線。赤外線かしら。
意外と受信が難しくて、首を横に振ると音が聞こえなくなったりします。
背丈が平均値でない人は、首が疲れるかも。

目玉の一品があるわけではないと思うのですが、音楽好きには楽しい場所だと思います。



♪ 市内の写真をいくつか
なんてことはないですが。ブリュッセルの雰囲気をなんとなく。


ご多分に漏れず、ブリュッセルでも日本食が受けているらしい。
ただ、日本のインスタント味噌汁の方が美味いこともある。















意外と起伏が多いです。



なので、見晴らしは良い。




MUSÉE HORTA 1898
Victor HORTA
25 rue Americaine, Brussels, BELGIUM
http://www.hortamuseum.be/

2008年9月13日土曜日

ブリュッセル 到着 茶道

ブリュッセルに着きました。
人生初のブリュッセルです。







 ブリュッセルでは、本当にたくさんの人にたくさん助けてもらっています。
建築を学ぶ一人の学生、という他に何も持ち合わせていない若造に、温かく手を差し伸べてくださる人と何と多く巡り会えた事か。
素敵な出会いです。


 ブリュッセルはフランス語圏です。
スーパーで野菜を買うにもケバブを食べるにもフランス語、当然、役所手続きもフランス語です。
”移民問題”というのが矢張りここにもあって、特に区役所は多国籍な人々で賑わっています。
”問題”というだけあって、役所の人間の外国人に対するあしらいは結構なものです。三顧の礼でやっと相手をしてもらえるというのが普通だそうです。
ここも、ブリュッセル在住の日本の方の手助けを経て、突破。
フランス語は覚えないといけない。


 今は、書道の先生のお家にお邪魔しています。居候です。
一番上の写真は、先生のご自宅で朝食をとっているところ。
先生に連れられて、茶道教室にお邪魔しました。
先生はベルギー人。その日は、日本人の生徒が数人いらっしゃいました。
お茶の魔力なんでしょうね。









♪お決まり、グラン・プラス。











♪グラン・プラス側の、ショッピングモール










♪その、天井











♪下宿から見た空
契約した、九ヶ月の宿のベランダから空を見る。
内装は工事中。大丈夫か・・・

幸運にも到着から晴れた日が続きました。
ベルギーの天気は変わりやすい。





ブリュッセル滞在記、さらに筆を進めます。

早稲田教会のスコットホール

先日の演奏会、無事に終わりました。








曲目は、
♪ベートーベンの弦楽四重奏、
♪ラヴェルのクープランの墓、
♪ドヴォルザークのピアノ五重奏。
(本当はアンコールもやりたかったなあ・・・)


早稲田教会のスコットホールは、こじんまりとした演奏会には最適です。
音響の都合で、合奏はしづらいですが。
自分が出演するので写真を撮る余裕がありませんでしたが、とても雰囲気のある会場でした。
さすが教会。


Webで見つけた写真。参考まで。
内観はコチラ
外観はコチラ
でも実際はもっと落ち着いています。


ピアノはベヒシュタインです。とても輪郭の強い音がします。
私淑する調律師さんの言葉を借りれば、イタリアのドルチェの甘さだそうです。
調律されてないのが残念でしたが、素人演奏会では余り贅沢も出来ず。


僕が弾いたのはラヴェルのピアノソロと、ドヴォルザークのピアノ五重奏です。
どちらも、とにかく楽しく弾きました。
ドヴォルザークは、大学オケ時代の戦友同志での演奏で、勝手知ったる仲間同士、お互いに好き勝手演奏できたのではないかと思います。
ピアノは唯我独尊な楽器で、アンサンブルをする機会が少ないのですが、人と呼吸を合わせて一つの音楽を作る作業は、実は音楽の第一の根本なのではないかと思います。
そこに、お客さんが参加してくれれば、本望なわけです。
今回、来てくださった人々は、それぞれ腹に思うところはあったでしょうが、ひとまずは楽しんでくださったようで、何よりの救いでした。


出国前演奏会というのが、自分には格別な思い入れでした。

演奏の出来については、詳しくは、えーこちゃんや、ぐんまくんが書いてくれるに違いない。
来てくれて、感謝です。


次の記事は、ベルギー日記ですよ。