2009年12月31日木曜日

暮れ

毒にも薬にも。
無害な記事を書こうとすると、更新が滞ることが分かったので、もとより自己満足だから、まずは継続を目指すことにする。


今年は自分の一年を反省するのが、面白い。
外国語を四苦八苦しゃべっていた自分を振り返るのも面白いし、慣習の違う相手を前に意固地に自分を突き通そうと突っ張っていた自分も可笑しい。
体調を崩すのが必ずしも身体的な理由だけでないということが分かったし、心療内科が恐ろしくないところだということも味わった。
大学の授業でフロイト先生とか聞きかじった手前、電気椅子にかけられたらどうしよう(冗談)とか、妄想を繰り広げていたけど、普段の町のお医者さんと大して変わらない。

「具合はどうですか?」
「それは風邪ですね」
「薬出しますので飲んでください」

で終わりだった。
怖がることはないらしい。
薬が果たして効果があるかどうか、分からない。
初めは効くのかどうかも分からなかったし、効くと信じれば、効くような気もする。
ユンケル飲んでも同じかも知れない。
特に病気の間、迷惑をかけた人には謝っておきたいと思うのだけど、個別に連絡すると余計にこじれることもあるだろうから、反省の姿勢だけを表明しておくことにする。
まあ、自分勝手は少年の頃から変わらないから、今もお付き合い頂いている人たちは、心が余程広いのだということは分かっているつもり。


ランラン、すごいなあと思いながら過ごす大晦日でした。
クラシック音楽ってのも本来は扇情的なんだと信じる。
確かにyoutubeでおなじみの顔芸もすごいけど、CDで聴いても、ランランにしか弾けない音が出ているように思うのです。
たぶん建築で言えばTADAO ANDOじゃないか。


みなさん良いお年を。

2009年12月28日月曜日

節目にあたって

お世話になった教授が鬼籍に入った。

要人の死に天気が気を利かせたのか、重工業の排煙の成果か分からないけど、靄が神奈川の夕日をぼかして穏やかだった。


うやむやのうちに、留年が決まった。
夜が明けて、二十五歳になった。

それぞれの関係は薄いのだけど、四半世紀なのか。