酒豪なのだそうです。それで読みたくなった。
自らを死に導くと分かりながら、なお酒を絶たない、だめな人が主人公。
インテリかつアル中の、この主人公と、剛胆な主治医のやりとりがメインディッシュだと思います。
アルコールにしても麻薬にしても、中毒の本質は、依存にあるらしい。依存は、生きる根底をも問うらしい。
(ベルギーで皆が吸っていた大麻は中毒性がないらしい。)
表現や筋書きにしっくり来ない部分もあります。それでも、読み手が「真っ青な青年」であればあるほど、どぎつい言葉がひょこひょこ出て来て、スタミナ丼を食べている気分になります。
疲れた時のドリンク剤になるのではと思う。
気に入った台詞をひとつ。
「(死人は)思い出になって人を支配しようとしているんだわ」
2 件のコメント:
これ、いいよねぇ。題名も、でてくる医者も。
「牢屋で痩せるダイエット」ってのもあったよ。
医者の、ふてぶてしいのが。
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