2009年2月6日金曜日

まじハンパねえボール

友人の弟君が、テニスボールを持ってやって来た。
彼は今、高校生だ。


足ツボのマッサージに使うのだそうだ。
知らなかったが、テニスボールというのは高級品は真空状態で売られているらしい。隔離された空間に閉じ込められていた深窓の令嬢が、足に踏まれるために再び1気圧に戻される。
ボールの心境やいかに。

立ち上がって片足ずつ、土踏まずを中心に、普段地面に着かない辺りを碁盤の目に九等分してそれぞれでボールを踏む。
この足ツボマッサージを続けると、足の裏全体で地面をつかめるようになりゴルフのコンペで優勝できるらしい。

僕にも発見があった。
ヨーロッパは下足生活だから、裸の足の裏の感覚を忘れかけている。痛い。
ところが実践後に散歩に出ると、具合がいい。それまで足の内側の筋肉を普段使っていなかったことに気づかされた。
歩く時に、外側で地面を踏む癖がついていたようだ。そういえば靴の減り方も偏っている。
内側の、膝のあたりに心地よい緊張感が出て、心無しか真っすぐ滑らかに歩けるようになったように思う。

まじやべえ。
ボールも望外の出世かもしれない。

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