2008年6月4日水曜日

くぁるてっと

六月になってしまった。
今年は、五月病になる暇もなく。
保菌者だと思うんだが、潜伏期間かしら。

院生って、時々お給料が欲しくなる。


群馬県は高崎市の、コアホールというところで演奏会を聴いてきました。
タカサキカルテットという弦楽四重奏です。

今回の演奏の喜びは、朝食に食べる湯豆腐の幸福に近いのだと思う。夕食でもいいです。
確かに、世界的な超有名店のフランス料理フルコースほどの豪華さでは無いけれど、今日も生きていて良かったと思う演奏会でした。

師匠のご子息、風岡優さんが1stヴァイオリン、以下は群馬交響楽団の首席奏者という顔ぶれ。
群響は僕の少年時代の興奮の種でしたが、久しぶりに聴いてもやはり変わらず輝いています。
またオーケストラ聞きに行こうかしらと思う。

演目は、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス。
一曲ごとに、ぐっぐっと引き込まれていきました。
もの静かで飾らない印象。
気心の知れた仲間同士の奏でる息のあった演奏や、ブラームスやアンコールのハイドンの和音の見事さに感極まり。
チェロのグルチンさんは、楽しそうにチェロを弾くなあと、とても羨ましく見ておりました。

カーネギーホールの超一流の演奏もきっといいだろうけど、群馬県の小さなホールの充実感も捨てがたい。

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